[サウンド・ラボ] Kontakt 8のサンプラーとコード生成ツールを使ったサウンドづくりに挑戦
Kontakt 8の「LEAP Custom Kit」と「Chords Tool」は面白い!

楽曲のメロディライン、コードにSE(サウンドイフェクト)的な要素を取り入れ、一風変わった、異なるニュアンスを表現したい。
サンプリングオーディオを使ったり、環境音をiPhoneで録音し、DAW、サンプラーに取り込んだりと、いくつか方法はあると思う。
今回はNative Instruments Kontakt 8の「LEAP Custom Kit」と「Chords Tool」を活用した。
筆者はこのツールのビギナーだ。手探りで設定を行っているため、使いながら操作方法を学習する日々だ。
・DAW環境
Pro Tools Studio(Ver.2024.10.2)
Native Instruments Kontakt 8
SUPERIOR DRUMMER 3
・オーディオループ
楽曲のイントロにKontakt 8 LoopsのプリセットからVocals[95]F# Gratefulのサンプルを選択し、その一部をループさせた。下図の通り、サンプルの再生範囲を指定することが可能。冒頭部分のみを使用している。キーボードのCにこのサンプルが割り当てられている。
オーディオ
・キーボードフレーズ
上記オーディオループをバックにキーボードフレーズを追加。
Instrumentにキーボード「Dinner 4-2」を設定。Toolには、Kontakt「Chords Tool」のプリセットから「Dawn in NYC」を選択。
楽曲のキーに合わせ、Em9に合う設定に変更した。図の通り、鍵盤7つにコードが割り振られている。これは面白い!
実際のコードの流れはこうだ。Am7(add2)→E#(add6/9)/E♭→Em9
オーディオ
・ドラムサウンド
ドラムサウンドには、SUPERIOR DRUMMER 3のイントロパートにD-Verbのアンビエントイフェクトをかけて、楽曲のイントロのみに使っている。
4小節目からKontakt 8「Hentrue Kit」を使用。
・メインのボーカル的パートには、Instrument「Phoenix」の「Fuzzy Wah」を使用。
以上のサウンドをイントロに加えた曲、『Best Wishes for Kate』が完成した。